パニック障害のカウンセリングについて
パニック障害を薬を使用しないでカウンセリングで治療したいと希望する患
者さんもいます。カウンセリングは、パニック障害の薬物療法に比べ副作用
が少ないなどの利点はありますが、パニック障害に対し効果が出るまでに時
間がかかることや、一回の治療に時間がかかるため、パニック障害の本格的
なカウンセリングには費用がかかる事、パニック障害の発作自体には効果が
ないことなどの欠点もあります。
また、パニック障害のなかには、心理的原因が全く無いのに、体質的にパニ
ック障害の発作を起こしてしまう方もいます。こうした方にはあまりカウン
セリングは効果がありません。このため、パニック障害の初期治療には、カ
ウンセリングだけでパニック障害の治療をすることは少なく、パニック障害
の抗うつ剤と抗不安薬によるパニック障害の薬物療法を併用することが、一
般的です。
従って、必要だと思われるパニック障害の患者さんに限ってカウンセリング
をお勧めします。パニック障害の薬物療法とカウンセリングを併用すること
がベストですが、パニック障害の薬物療法だけで改善する方も少なくないの
です。
カウンセリングを担当しているカウンセラー自身が、パニック障害の経験が
ないので、もちろんパニック障害の苦しみなども理解するには限界がありま
す。ですから、パニック障害のかたがカウンセリングを受ける際には、受け
身にならないで積極的にパニック障害についての疑問点や、悩んでいること
などの解決策を見つける心構えが必要で、パニック障害を克服するためには
不可欠であると思います。